エロかわいいでおなじみの俺なんだけど、かわいいならまあ大抵の場合は性欲を催すのでエロなのでわざわざ頭にエロとつけたくなるようなエロかわいいは相当のエロと見た! そこでエロくないかわいいの俺が登場するわけだ。かわいいにも関わらずエロさを感じさせない聖なる少女(聖少女)はいっとう無垢なはにかみでもってぼくらをイノセントな恋慕を惹起しつつも滲みだすエロス、やはりどうしても醸し出されるエロス、あまりにも純粋な欲情でぼくらはあれだ、どちらにしろ欲情するのだった。それで三人目、四人目の俺、すなわち、エロかわいくない、エロくないかわいくないの諸君は特に後者においては薄暗い偏ったフェティシズムでもって愛されなさい。と熱に浮かされたように語りはじめた彼のうわくちびるは小刻みに震え、それはもう賢明な読者にとって当たり前すぎる事実とわかっていながら敢えて言うが、彼とは俺なのだ。