誰になにを言われてもまったく動じない精神がほしいなあ。まだ手が震えるもんな。 しかし、むしろそれは怒りに身を震わせるというよりも、歓喜にうちふるえているというほうが適当なのだが。どんだけマゾッホよ。
おれから言葉を取ったらなにが残るのか、などと思っていた時期もあったが、実際にはいろいろ残った。それはただの一部でしかなかった。言葉を発さないおれもまたおれだったのだ。 と言いつつ、今は言葉を繰る仕事に就いている。わたしの言葉によって人々の人…
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